【はじめに】
前回の記事では、一般論に基づいて「個人事業主に向く人・向かない人」についてお話ししましたが、今回は私自身の本音をお伝えしたいと思います。結論としては、「やってみなければ、やれるかどうかは分からない」 ということです。実際に挑戦してみなければ、自分に向いているかどうかは判断できません。ここでは、その理由を詳しく解説していきます。
1. 会社員と個人事業主に共通する部分
「個人事業主に向く人・向かない人」という話は、実は会社員にも当てはまる部分が多いです。つまり、**「伸びる社員かどうか」**という観点に置き換えられます。会社員と個人事業主で業務内容が大きく異なるわけではありません。
では何が違うのか?それは、お金の受け取り方です。
2. 会社員と個人事業主の違い:お金の受け取り方
会社員は、毎月決まった給料を受け取ります。成績が多少上下しても、1年間を通して大きな変動はありません。
一方で、個人事業主は、収入が自分の働き方次第で大きく変動します。頑張り次第で、1年の間に100万円単位で収入が増えることもあれば、逆に減ることもあります。
3. 個人事業主に必要なスキル:行動力と人間力
個人事業主に向いている人とは、単に技術力があるだけではなく、行動力と人間力、そして稼ぐ力を持っている人です。これが大きなポイントです。まずは最初の仕事を受注できるか、そして1年間継続して仕事をこなせるか。さらに、それを2年目以降も継続できるかが鍵となります。
4. 私の実体験:スムーズな独立の成功例
私の場合、最初の仕事は元々働いていた会社から受注しました。会社員時代に築いた信頼関係を活かし、その後も既存のお客様からの継続的な注文により、会社員を辞めた後もスムーズに独立できました。これは、個人事業主として安定したスタートを切るための一つの成功例です。
5. 友人の実体験:フリーランスエンジニアの成功体験
もう一つの実例として、私がSE時代に出会った協力会社の女性をご紹介します。彼女は特に技術力が高いわけでも、仕事が早いわけでもありませんでしたが、プロジェクト終了後にフリーランスとして独立しました。
5年後、彼女と再会した時には、フリーランスエンジニアとして年収600万円を稼いでいました。彼女が成功した理由は、行動力と人間力です。技術力だけではなく、コミュニケーション能力などの人間力を活かして、仕事を継続して受注していたのです。
6. 不安を感じた時の対処法:元の会社やエージェントを活用する
もし最初の仕事の受注に不安があるなら、元の会社に相談することや、フリーランスエンジニア向けのエージェントに登録することをおすすめします。これにより、安定した仕事を得ることができ、不安を軽減することが可能です。
【まとめ】
個人事業主として成功するためには、技術力だけでなく、行動力と人間力、そして継続力が重要です。特に、1年目を乗り越え、その後も安定して仕事を継続していくことが成功への鍵となります。もし不安があるなら、元の会社に相談したり、エージェントを活用することで不安を解消することができます。
自分の行動力を信じて、挑戦する勇気を持つことが、成功への第一歩です。
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